自前のノートPCを持つのは久々です。ここでは2週間程度使ってみた感想を書きたいと思います。たった2周間しか使ってませんし、何台も使った経験があるわけでもないので、ちょっと偏った見方してると思いますが、ご容赦ください。
起動速度は本当に感動しました
ジョブス的に言うとヒューンって感じです(もう古いですよね...)。
Chromebook公式サイトにも自慢気に書いてありますが、私が最も魅力に感じているのはこの点です。
私には勤務先から支給されているPCもあります。Core i5の第8世代。最大4GHzを超えるクロック周波数にメモリも8GB積んでます。対してこのPC(Spin 311)はCPUが2GHzのメモリ4GB。CPUに至っては、もしインテル製CPUと周波数上同等だとしても、実際の処理速度は話半分くらいに見といたほうがいい、という記事を何件か見つけました。(本当はベンチマークスコアで比較したいんですけど、同じ土俵で比較できる資料見つけられず。)
要は、マシンパワーだけで比較するなら雲泥の差があります。
しかし、立ち上がりはホントに速い。ブログを更新するレベルであれば、文章を打ち込める状態になるまで10秒かからないかもしれない。対して会社支給PCは電源入れて5分たってもまともにメール打てなかったりします。これが嫌でここ何年かは会社に内緒でスリープモードで半年くらい使ってたりしました。スリープモードからの立ち上がりなら大分マシでして、重宝してましたが、ここのところ会社の時間管理が厳しくなり、時間が来たら強制終了させられるソフトなんかも入れられ万事休す。(夜中、思い立って明日の仕事の準備なんかしてましたけど、それもできなくなりました。ま、元々ダメだったんですけど。)
旧私用PCも同様の起動速度でしたので、だんだんPCを立上げるのが面倒になり、使わなくなってしまった。それが、こんな瞬足で立ち上がってくれると、何か思い立ったとき、すぐ行動に移せる。機会損失が無くなります。
電池の持続性も予想以上
驚いたことに、毎日2時間位づつ1周間充電無しで使ってみましたが、まだ残量あります。会社PCであれば外仕事は5時間が限界。これならACアダプター持ち歩く必要もないし、明日外に持ち出したいから充電しとかなきゃみたいな大げさなこと考えなくてもいいですね。
あくまでセカンドPC。ライトユーザー向き。
これは軽快さと引き換えなので仕方がないことだと思います。まずネットに繋がっていないと 実力出せません。コレに関しては昨今のZOOMやTeams等の躍進にある通り、ネットに繋がっていることが当たり前になってきたので、思い切ってスタンドアローンの機能を絞ることは間違いでは無いと思います。また、ハイスペックChrombookを持ってないのでなんとも言えないですけど、少なくとも私が購入したSpin311ではCADとか画像処理といった専門的な仕事にはパワー不足ですし、ツール環境も整っていないでしょう。
そんな中でも個人的にテンションが上がったポイントは
Linuxが入っている。
大学時代、恩師に無理やりOpenSUSEというディストリビューションを使わされているうちに、いっそのことと思ってUbuntuを私用PCで動かして遊んだりしてました。就職してからめっきり触ることもなくなりましたが、折角かじったんだしもう一回環境構築したいと思ってはいたものの、それにかけるには時間がもったいなくて手をこまねいてましたが、Chromebookには最初から環境が構築されている!ラッキーでした。
Pythonが使える。
コレもLinux環境下で最初から使える状態になっています。こちらは触った事ありませんが、だから触れてみたかったんです。思わず"Hello World"をやってしまいました。今の若い子たちも最初は"Hello World"から始めんのかな。
Androidアプリは微妙に使えるが...
Spin311にした目的の一つは実現できないことが判明しました。こどもちゃれんじ提供のアプリをインストールして、画面をグルっと回転させて子供に見せてあげたかった。
アプリのインストールはできたんですが、アプリを立ち上げて使用許諾の画面まで行くと、なんと画面がスクロールできないため、全文読んだことにならず、次に進めないというバグ。アカン。
とまあ、対応できているアプリはまだ多くないのでしょう。Chromebeekは以前に比べてだいぶ市民権を得てきた感じもしますし、このまま普及が進めばもっと便利になっていくことでしょう。
雑感ですが、以上参考になりましたでしょうか?