AcerChromebook Spin311を購入して早2ヶ月くらい経ちました。
もちろん当面買い換える気はありませんが、いつか買い換える際、現行機種との差を見極めたいので、性能が如何なるものなのかが気になりました。
そこで気になったのがプロセッサー。まずMedia Tek社からして知らなかったのですが…台湾メーカーですか。どうやら中華系メーカーを中心にAmazonやHPといった名だたるメーカーのPCやスマホにプロセッサーを納入している有名半導体メーカー。ARM社からのライセンス供与を受けているようです。すみません、無知でした。
で、私が購入したAcer社のSpin311に搭載されているのはAcer日本語公式HPによるとMediaTek社製のM8183CというSoCらしい。ちなみに、この記事を書くまでSoCという言葉すら知らなかった。過去の記事でもSoCと書くべきところをCPUと書いてしまっている...恥ずかしい。
そんな私も、なぜか、PassMarkは知ってました。世にあるプロセッサーを独自のテストにかけて、そのスコアを公表してます。あ、このサイトはCPUて表現使ってますね...。広義ではプロセッサー=CUPでも良いのだろうか?
まずはPassMarkで過去購入を検討した機種と比較をしてみようと思いました。
思いましたが…M8183Cが見当たらない。
でも、MediaTek社製は多数掲載されてます。例えばMT8183ってのが掲載されてますね。品番が似通ってるので、仕様も近いかも知れない。参考でコイツとの比較にしようかな...。ちなみにMT8183のスコアは1736。
MT8183の仕様はというと1,989.0 GHz、コア数8…。M8183Cの仕様にメチャメチャ似てる。品番も近いし、もしかして、ちょっと仕様いじって特定顧客に収めてるとかですかね?よくありますよね、◯◯社向けカラーとかね。
ちなみにMT8183ってどんな製品に搭載されてるのでしょうか?
MediaTek社公式サイトによると、
Amazon Fire HD10(11世代)
パソコンじゃねぇ。ま、今どきタブレットもPCも中身に差がなくなってきたって事でしょうか。他には、
HP Chromebook 11a
まじか!HPで11インチのラインアップがあったんですね。
購入時に記事を書いた通り、できればHP製が良かったんです。
しかしどうやら現時点で日本語仕様は無い様です。残念。
他にMT8183を搭載しているのは、
AcerChromebook Spin311
は?いやいや、もう一回確認しよう。
公式のAcer日本語サイトにはM8183Cって書いてあるが‥‥。
Acer英語サイト見ると…英語圏向けに搭載されてるのは…MT8183。そういえば、Spin311を買ったときの梱包材をなんとなく破棄せずにいたが、スペックに書いてあるかもと、確認してみるとMT8183って書いてあるやん!
chrome://systemでも確認しましたが、表示されるのはMT8183。
MediaTek社の英語サイト内で検索してもM8183Cはヒット無し。MT8183はMedeaTek社代表商品として割とわかりやすいところに紹介されている。
つまり‥M8183C実在しないのでは?
多分何かの手違いでAcer日本語公式サイトにSpin311を掲載する際に誤ってM8183Cと記載したのを、主要な販売サイト等がこぞって参照コピペして掲載していった…とか?(もし、詳しい事情を知ってる方いらっしゃれば教えてください)
めちゃくちゃ脱線しましたが、要するに私が調べるべきはMT8183の性能ということですね。気を取り直して購入前に検討した3機種+私が会社で使わせてもらってるPC(Windows10)を参考比較してみました。
CP311 | C204MA | C233 | |
---|---|---|---|
メーカー | acer | ASUS | ASUS |
SoC | MediaTek M8183C |
Inter Celeron N4000 |
Inter Celeron N3350 |
PassMark スコア |
1736 | 1442 | 1153 |
勝った!!いや、一番値段高かったから当たり前か。
参考までに勤務先で使わせてもらってるPCも調べてみました。
・OS:Windows10
・スコア:6419
やべぇ。足元にも及ばんな。もっと多角的に検証しようと、他の指標を使って検討しようと思いましたが、他にベンチマーク結果を掲載しているサイトとしてはGeekbench browserというものを見つけました。
Geekbench browser
公式サイトで、ユーザーが個々の端末をテストにかけた結果が掲載されているので、比較しようと思ったのですが、個体差なのか、端末ごとの実測値にかなりバラツキがあり、平均値とかで比較しないとフェアではないので使うのは諦めました。
Octane2.0
JavaScriptの実行速度によるベンチマーク。PassMarkのように公式スコアを掲載してるわけではないのですが、手軽に実測値が取れる。量販店でこっそりやってみようかな...
ブラウザてサイトを開いて実行するだけなので、スマホもテストできる。試しに手元の3端末をテストした結果は以下のとおりでした。
・私用Chromebook(Spin311):9,988
・私用ケータイ(Pixel4a):16,688
・社用PC:32,799
社用PCが優秀だということは分かりましたが、PassMarkほどの大差はつきませんでした。多分テスト項目によって差が付きやすかったり、そうでなかったりするのでしょう。学生の期末テストみたく、科目によって成績が違う感じですかね。
ということで、参考になる部分は後半の極わずかな部分だけになりますが、次回パソコンを買い換えるときの参考にしようと思います。