前回記事の通り、ChromebookにAndroid Studioを入れてみました。
試しに動かそうか、と思った所からの話です。こういう類の事始めは「Hello world」てすよね?それをやろうかと思いました。
圧倒的な容量不足で落ちる
Android Studio 公式のチュートリアルによると、プロジェクト作成の際、アプリのテンプレートを選択することが可能なようです。そして、テンプレだけでもアプリとして機能する状態とのこと。
親切ですね!
しかし適当にテンプレートを選択するも、
Android studioが、うーん、と考え込んだ後…
落ちた!
画面右下には「Linuxの容量不足」を知らせるアラート表示。
Android studioインストール前にあった空き容量は2GB。そもそもどのくらい容量必要なんだろう?と思い公式サイト見てビックリ。以下推奨仕様と私のPCの比較。
比較項目 | 推奨スペック | Spin 311 |
---|---|---|
RAM | 8GB | 4GB |
空き容量 | 20GB | 約15GB |
Arch | Intel i5 or higher | MT8183 2.0GHz AArch64 |
ダメだ…色々無理がある。
Chromebook自体の容量は32GBですが、OSやAndroidアプリ等で容量消費してLinux側に割当られるのは頑張っても15GBくらい、ということで上記表は15GBとしてますが、この時点での空き容量はほぼゼロ。
全力でAndroid studioに容量を割当ててもまともに動かすのは難しい…?
ARM ChromeBookはエミュレーターがサポート外
全力で空き容量確保のためLinux環境を初期化してみます。ChromeBookのいいところはLinux環境の初期化がカンタンな所。私みたいなシロウトがヘマしても、割と簡単にやり直せる。
設定 →Linux開発環境 →開発環境を削除
コレだけ。
(もちろん大事なものはバックアップ必要)
元々構築したLinux環境を諦め、まっさらな状態にしました。
その後、Linux側の容量には15GBを振り分けました(純粋な空きは12GB程度)。
この状態で再度インストールすると…
とりあえず落ちなさそう。
※ログでは凄い勢いでエラー連発してるが…
次はエミュレーターを起動し、アプリ(テンプレのまんま)を動かそう!
が、しかし…
エミュレーターが立上がらない
というよりインストールすらできない
それもそのはず、公式サイトによると
注: Chrome OS 上の Android Studio では、現在、接続されたハードウェア デバイスにのみアプリをデプロイできます。詳細については、ハードウェア デバイス上でのアプリの実行をご覧ください。
https://developer.android.com/studio/install?hl=ja
ちなみに、ちゃんとエミュレーターが動くことをサポートされてる端末もあるようです。
以下のサイトにリストアップされてます。が、Acer Spin311の名前は無い…。
https://chromeos.dev/en/android-environment#install-android-studio-on-chrome-os
Android studioのバージョンを落とせば上手く行く的な記事も見ました。で、やってみました。Dolphinより前のバージョンはBumblebeeです。これもインストールには成功しましたが状況変わらず。もう一度Dolphinに戻しました。
実機の接続も不良
そもそも、このマシンパワーでエミュレーター動かしても、カクカクして実用に耐えられんだろう。
逆にハードウェアデバイスを使っての動作確認なら可能か?手元にはPixelスマートホンもあるじゃないか!
ということで、トライしてみましたが、デバイスが見つからないとのこと。
ちゃんとこのチュートリアルにそってやったのに、です。
USBケーブル、Wifi経由双方で試すがダメでした。
スマホがだめなら、このSpin311自体はどうなのか?
Android Debug Bridge(ADB)を有効にすればそれが可能になるらしいが、一度オンにするともう一度オフにするにはLinuxのやり直しレベルではなく、chromebook自体を初期化しないといけないという、恐ろしい条件つき。
…まあ、現状復帰はそんなに難しくないか…オン!
これをすると再起動がかかり、Android Debug Bridge(ADB)を有効に。
しかし....駄目だ
断念。気になるエラーメッセージ
結局まともに動かすことができませんでした。情けない...
これは、やはり無理な試みだったのか
気になるのは、このエラーメッセージ
Could not determin adb version
これ、どうやって解決するんだろう。
追記
Intelが入ってるUbuntuならHello World 成功しました。