MYmemo

思い立ってやってみるけど、長続きしない。せめて記録しておく。

ChromebookにNextcloudをインストール(docker経由)

Chromebookを自宅のストレージサーバー化したいな、と思い色々検索してるとNextcloudに辿り着きました。
nextcloud.com

Nextcloudで特に私が惹かれたところは、スマホアプリの提供も無償でやっているところ。Pixcel 6aで撮影した写真データをポンポン放り込めるのでは?と期待しました。

しかし我がChromebookIntel入ってなくてarm。多分普通にはインストールできない。なので、dockerを入れてみました。

mymemo8.hatenablog.com




導入環境

毎度の事、私のChromebookはコレ一台のみ

項目 内容
メーカー acer
機種 Spin 311
CPU MediaTek M8183C 2.0GHz
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 32GB

アーキテクチャはarm。ストレージ32GBのマシーンをストレージサーバーに、なんて笑止!だと思いますが、とりあえずお試ししてみて、うまくいったら違うマシーンの新調も視野に…予算があればですが。




イメージ導入とコンテナ立上

dockerさえ導入できていれば、Nextcloudを入れること自体は簡単で、以下を実行するだけ。
$ sudo docker pull nextcloud


イメージが導入できたかどうかは以下を実行して確認できます。
$ sudo docker image ls

ちなみに、私の場合は以下のようになりました。サイズは1GB近い。SSDが32GBしかない我がPCでこれを運用するのは不適ですが、まあお試しということで。

REPOSITORY    TAG       IMAGE ID       CREATED         SIZE
nextcloud     latest    xxxxxxxxxxxx   1 day ago     945MB
hello-world   latest    xxxxxxxxxxxx   12 months ago   9.14kB



つづいて、コンテナを作ります。nextcloudのイメージにはWebサーバーも含まれているので、ポートを指定するとブラウザーでログイン画面を見に行くことができます。
$ sudo docker run -d -p 8080:80 nextcloud

※公式ドキュメントも確認ください --> Docker

ちなみに、私はこのdocker runがコンテナを起動するコマンドだと勘違いして、hellow-worldコンテナをムダに一杯作ってしまいました。


コンテナ一覧は以下を実行すれば表示されます。オプションの-aは起動していないものも含めて全部、ということなので、省略すれば、稼働中のもののみ表示されます。
$ sudo docker ps -a

CONTAINER ID   IMAGE         COMMAND                  CREATED       STATUS                       PORTS                                   NAMES
abcd12345678   nextcloud     "/entrypoint.sh apac…"   1 days ago    Exited (255) 5 minutes ago   0.0.0.0:8080->80/tcp, :::8080->80/tcp   silly_feistel
efgh90000000   hello-world   "/hello"                 10 days ago   Exited (0) 10 days ago                                               determined_kare


作成されたコンテナを起動するコマンドはdocker startのあとにコンテナの「ID」か「NAME」を指定します。例えば、上記のようにdocker ps -aで結果が表示されるのであれば
sudo docker start abcd12345678
とするか、
sudo docker start silly_feistel
で起動するはずです。

起動できていれば、ブラウザのアドレスバーにhttp://localhost:8080/を入力すればnextcloudへのログイン画面が表示されるはず。(すごい、何もしなくても日本語になってる ...) 。
ちなみに上の画像は、初期で表示される画像ではありません。本当は最初に管理アカウント作成画面が出るはずです。上の画像は、初期設定を済ませたあとに、改めてlocalhostを見に行ったときに出る画面です。




Androidアプリから見に行けるようにするには?

ここからは、あくまローカルネットワーク内でのお話をします。この状態では外部からはnextcloudを見に行くことはできません。そうするためには2つのことが不足してます。勿論アプリをインストールした上での話ですが、

  1. ChromebookLinux環境でポート転送設定
  2. nextcloudコンテナ内の設定

これが完了して、初めてスマホからアクセスできます。


1. ポート転送設定

Chromebookは初期設定ではローカルサーバーの外部公開はされないようになってます。これを開放するには、

設定→詳細設定→Linux→ポート転送を設定します。





2. nextcloudコンテナ内の設定

Nextcloudの初期設定も、ホストコンピュータからのアクセスのみに制限されてます。信頼できるドメインの調整が必要で、まずNextcloudのコンテナ内にbashで入ります。

$ sudo docker exec -u33 -it <docer id> bash


多分ここからは実行環境でだいぶ違うと思うのですが、私の場合、コンテナに入ったところにoccがあったので、以下を実行すれば、現状の信頼できるドメインが表示されます。

./occ config:system:get trusted_domains



我が家のローカルネットは192.168.0.でIPアドレスが払い出されていて、Chromebookには192.168.0.26が割当たっています。コイツを信頼できるドメインに追加します。

./occ config:system:set trusted_domains 1 --value=192.168.0.26:8080



以上!

後は、アプリをインストールし、192.168.0.26:8080を見に行けば、私はアクセスできました。

さて、コイツがどこまで使い物になるのか?これから検証してみます。

Chromebookにdockerをインストールする

導入環境

毎度の事、私のChromebookはコレ一台のみ

項目 内容
メーカー acer
機種 Spin 311
CPU MediaTek M8183C 2.0GHz
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 32GB

アーキテクチャはarm。



この上なく親切な公式サイト

何事にも躓く私ですが、今回はすんなりインストールできました。公式サイトはこちら。

Install Docker Engine

公式サイトのすごいところは、インストール環境ごとパターン訳して解説ページを用意しているところです。Windowsmacはもちろん、Linuxに至っては下記画像に上がっている文だけのページが用意されています。


ChromebookLinux環境はDebianなのですが、「Debianにインストールする場合」について書かれているページももちろん用意されています。

docs.docker.com

間違いなく、公式サイトが親切だから躓かなかったのだと思います。



公式サイトに従うと...

何よりもまずUpdateしておく
sudo apt update

1. 関係あるパッケージを先行してインストール

公式HPによるとca-certificatescurlgnupglsb-releaseをインストールする必要があります。が、私の場合はlsb-release以外はインストール済みでした。

sudo apt install ca-certificates  
sudo apt install curl  
sudo apt install gnupg 
sudo apt install lsb-release


2. DockerのGPG keyを追加する

sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings
curl -fsSL https://download.docker.com/linux/debian/gpg | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/docker.gpg



3. リポジトリのセットアップ

ながーいから誤打しそう。

echo "deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/docker.gpg] https://download.docker.com/linux/debian $(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null  


4. Dockerのインストール

sudo apt-get install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-buildx-plugin docker-compose-plugin  

以上!インストール完了してるかどうかはsudo docker run hello-worldを実行して確認できます。次のように表示されるはずです。

Hello from Docker!
This message shows that your installation appears to be working correctly.

To generate this message, Docker took the following steps:
 1. The Docker client contacted the Docker daemon.
 2. The Docker daemon pulled the "hello-world" image from the Docker Hub.
    (arm64v8)
 3. The Docker daemon created a new container from that image which runs the
    executable that produces the output you are currently reading.
 4. The Docker daemon streamed that output to the Docker client, which sent it
    to your terminal.  




コマンド備忘録

Command Note
docker version バージョンを確認
docker ps コンテナ情報一覧表示(動作中のみ)
docker ps -a コンテナ情報一覧表示(停止中含め)
docker images 保持しているDockerイメージ一覧
docker pull <イメージ名> イメージを取得(docker hubにあるもの)
docker run <イメージ名> イメージをもとにコンテナを起動
docker start すでに存在するコンテナを起動

Chromebookでニアバイシェアを使う

Chromebookを購入してからもう2年くらい
実は今まで使ったことなかった...。

今回はAndroid端末(Pixel 6a)からChromebookへ写真を送ってみる手順を記します



Chromebook側の設定

以下の設定をOnにします



Android側の設定

こちらも以下の設定をOnにします。

ニアバイシェアの場所が若干分かりづらいですが、 接続済みのデバイス>接続の設定>の下、にあります

スマホから写真を送ってみる

では早速写真を送ってみます。
前回記事で使ったマウスの写真を送ってみます。

まず該当の写真を探して、「共有」を押します
今回は1枚しか選択しませんけど、
複数同時選択可能。




選択肢としてニアバイシェアがあります



ニアバイシェアを実行すると、
付近でニアバイシェアが有効になっている
端末が現れるので、これを選択。

うまく行けば、Chromebook側で受信の同意をもとめられます。

同意すると「ダウンロード」ディレクトリに
写真が置かれているハズ。




簡単ではあるが…

ちょっと思ってた機能と違った。

自宅の写真サーバーとしてはbuffalo製の「おもいでばこ」を使ってたのですが、ちょいと問題があって、使えない状態になってます。

なので代替手段にどうかと思いまして…

スマホから一方的にガンガン放り込みたい

…のですが…

これだとイチイチChromebook側で受信のするか否かの同意しないといけない。

Chromebookを写真サーバー化するスマートな方法ないかな〜。

マウスをどれにしようか?

パソコン作業で、電池入れるタイプのマウスを使っておられる方が多いと思います。

私も元々は2〜3年前まではUSB有線タイプのものを使ってました。

有線の良いところは、電池交換しなくて良いこと!
いつ何時でも必ず使える。

多分、エコ

あと、電池を積んでない分、軽い。

欠点は当たり前ですが、有線が何かと邪魔になること

何年か前、電池式マウスを買ってみました。 すると、作業性が上がり、手放せなくなりました。
あと、私の勝手な思い込みで、電池は1ヶ月毎くらいで変えなければならないと思ってましたが、 そんな訳はなく、普通に1年くらい電池交換無しで使えてしまいました。

嬉しくて2台めも購入。折しもコロナ渦で、家でも仕事をするシーンも増えたためです。 あんまり何も考えず楽天でテキトーに買いました。

すると、当たり前ですが、マウスにも色々違いがあることを知りました。

この度、1台目が壊れてしまいまして、新調すべく色々検討してみましたので、 それを記事にしてみます。

現行2機種の比較

比較項目 1台目 2台目
メーカー ELECOM logicool
品番 M-TP10DB M350
電池 単四 単三
重量 58g 76g
重量(電池込) 69g 100g
電池持続 12ヶ月 18ヶ月
Bluetooth
USBレシーバー ×
2種接続 ×
読取方式 BlueLED 高精度オプティカルトラッキング
解像度 ? 1,000DPI
ボタン数 3 3



1台目はELECOMのM-TP10DBです。 もはやどこでどうやって調達したか覚えてない... [rakuten:elecom:10046405:detail]




2代目はlogicoolのM350。 これは楽天で購入しました。
[rakuten:kazamidori:10014587:detail]

両方とも何気なく買いましたが、意外と違いがあります。




電池は単三 or 単四

何も考えずに2台目を買購入

まさか1台目と2台目とで電池の互換性が無いとは...

アホや、折角単四電池いっぱい買ったのに!!

私がざっと調べた限り、恐らく流通商品の殆どが単三...

単四はマイナーだったようです。

どっちがいいか、について差は微々たるもので、 それより複数台保つ場合はどちらかに統一したほうが電池のストック効率がいいですよね。

当たり前ですがデカい方が電池寿命が長い

その代わり重い

(って言うても数グラムの差ですけど…)。

ちなみに私が使ってる電池ですが、

  • 単三 : 24g
  • 単四 : 11g

その差13g。その代わり仕様上の電池寿命は以下、

  • 単三(2台目) : 18ヶ月
  • 単四(1台目) : 12ヶ月

私は軽さを重視してます

M-TP10DBくらいの重さで単三を使ってるのものはないかな?と思った次第




通信方式

マウスと接続デバイスとの通信方式は大きく下記2種類

写真はM350のレシーバー。



M350(Logicool)の特徴は上記双方方式をボタン切替で使えること。

私は、社用PCにレシーバを挿しっぱなし(これやってもいいんだろうか…?)
にして、私用デバイスにワンタッチで接続切替できるようにしてます。

これ便利。

次買うやつにもこの機能欲しい!

対してM-TP10DB(ELECOM)はUSBレシーバによる接続方式のみ対応。

なので接続デバイスを変えるためにはUSBレシーバの差替が必要。



読取方式

額面上、その差が分かりづらいのがコレだと思いました

  • M-TP10DB(ELECOM) → BlueLED
  • M350(Logicool) → 高精度オプティカルトラッキング

と公式ホームページには記載がある。

BlueLEDは見るからに青色に光ってるので青色LED使ってるんだな〜と思うのですが、 M350(Logicool) はオプティカルって、なんとザックリとした表現。

オプティカル=光学式か?

Elecom公式サイトの分類 だと光学式=赤色LEDと分類しているようだが、なんとなく違う気がする。

だってさ、使ってるとき赤く光ったりしてないし!

ちなみにLogicoolの英語サイトをみると「High Precision Optical Tracking」表現されている

High Precision = 高精度 ...

そのまんまやん...

マウスについてメチャメチャ詳しく書いておられる下記サイトを参考にすると、 なんとなくELECOM公式サイト分類上の「レーザー式」なのかな、と推測しました

monomania.sblo.jp

(間違ってたらすみません)

で、2台それぞれを使ってみた感想なのですが、上記サイトにかかれている通りかなといったところ。基本的な条件下だとLogicoolの高精度オプティカルトラッキングの方が使用感がいいです。しかし、会社のオフィス机が昔ながらの?透明な硬質デスクマットを敷いてますが、この上だと高精度オプティカルトラッキングの方は全く使い物にならない...。この点、ELECOM製のBlueLEDの方が有利。




形状など

M-TP10DB(ELECOM)はオーソドックスと言いますか、昔ながらのマウスのカタチ。


M350(Logicool)はモダン、スリムと銘打ったカタチ。個人的には今まで使ったことない形のM350がしっくり来ます。
ここは主観的な部分なので、人によって評価が分かれるところ。問題はココからです。

M-TP10DB(ELECOM)は電池やUSBレシーバの収容スペースが接地面側にあります。なので接地面側のカバーを取り外すことで電池交換をします。カバーは本体に押し込むことで固定されますが、一年くらい使いましたところ、経年劣化?でちょっと大きめの動作をしただけでも外れてしまうくらいユルユルになってしまいました。

仕方ないのでカバーを外したままで使っていたらついに反応しなくなった。

電池を交換してみたらしばらく使えたが、また反応しなくなりました。

アカン、壊れたかな…?

それか電池との接触不良…か?

ん?!

そういうことか!!

そうです接触不良。これはM-TP10DBの設計上の問題だと思います。電池はマウスの下から交換するのですが、カバーが無いと電池を下から支えるものがなくて、使ってるうちに電池の電極がズレて接触不良…みたいな。

次の写真は私のマウスではありませんが、普通背面に電池収納できるタイプは、カバーがしっかり本体に取り付くような構造を持たせているけれども、M-TP10DBはそれがない。

ちなみにM350(Logicool)接地面と逆側がカバーになってます。上から被せる方式。これなら絶対はずれない!




じゃあ、次はどれにしようか?

バッファローは切り替えられるやつがないと思ったらいいのが発売されてた。
サンワサプライもいいやつがある。
エレコムは切替られつやつはあるけど…高けぇ!

このあたりおいおい書きます。

Joplin vs Obsidian

依然としてSimplenoteが私のメインのメモ帳であることに変わりはありません。しかし、満足もしていません。

代替を探すに当たって、気になっているのが以下の2つ。

  • Joplin
  • Obsidian

mymemo8.hatenablog.com

双方をダウンロードして試行錯誤してみている最中であります。Joplinは前から知ってましたが、Obsidianは最近になってから知りました。使ってみるまでは双方ほぼ同じだと勝手に思ってましたが、結構違うことがわかりました。

以下、比べてみたことを書きますが、前提として、Android アプリの使い心地をベースに記述してます。Windowsとか、iOSとかだと感想が変わるかもしれませんが悪しからず。


PKM

言わずとしれた、かどうかは知りませんがPersonal Knowledge Managementの略称だそうです。メモツールについて検索しまくってたら、関連記述としていっぱいオススメされるようになり、知った単語です。

ObsidianはA second brain, for you, forever.と銘打ってますから、かなりこれを意識した開発をやってるんでしょう。後述するGraph view機能等がアプリで使えるたり、カスタマイズ製が高かったりするあたり「第二の脳を目指してる」と言うだけはあるかな、と思います。

対して、Joplinはあくまでメモツールの域から脱していない印象を持ちました。



Graph view

Obsidianで使える機能ですが、少なくともAndroid 版Joplinには、この機能がそなわっていません。メモとメモとがリンクしている場合、その繋がりを可視化する機能です。言葉だけでの説明が難しいので、例えば以下の3つのメモを作ってみました。

  • Arsenal
  • Lester City
  • Youri Tielemans

ティーレマンス、アーセナルに来てくれるのだろうか。何の話やねん…

例えばYouri Tielemansというメモを以下の内容で作成したとします。[[ ]]は別のメモを参照する内部リンクで、この例だとArsenalLester Cityというメモへのリンクを貼っていることになります。この状態でGraph viewを起動してみると…

ご覧の通り、メモ同士の繋がりが可視化できます。マインドマップみたいですね。コレはいい!

このようにObsidianはメモ間の繋がりを重要視した設計が成されています。

ちなみに、JoplinのWindows版だと、これに近い機能がプラグインとしてリリースされているみたいです。アプリ版への実装はあるだろうか…?



データの持ち方

Joplinの場合

100% your data. Offline first, so the entire data is always available on the device even without an internet connection.

Obsidianの場合

With Obsidian, your data sits in a local folder. Never leave your life's work held hostage in the cloud again.

両者ともクラウドはあくまで複数端末でデータ同期させるためのツールであって、ローカルにデータを持つ設計になってます。

しかし、ローカルデータの持ち方に関しては大きな違いごあります。Joplinはとてもシンプルで、一箇所のファイルに一元管理されます。Android内では管理ファイルの中身は見れません。

が、Obsidian はそうではありません。データを別々のフォルダ階層に分散させ、各々でデータベースを構築できます。valutという単位で管理することになります。

valutの構成自由度は高く、もちろん全く別々のフォルダを別々のvalutとして読み込むこともできるし、フォルダ階層を変えて別のvalutとして読み込むことも可能。

文章だけでは説明が難しいので、以下のサンプルを作ってみました。

  • 「All memo」というフォルダを作成
  • 「All memo」の中に「Markdown」と「soccer」というフォルダを作成
  • Markdown」と「soccer」の中には複数のマークダウンファイルを作成

上記のハードコピーは以下の通り


さて、「All memo」をvalutとして開くとどうなるか?


次に、「soccer」valutとして開くとどうなるか?

おわかりいただけましたか?

ちなみにObsidianでは、ファイルマネージャーでフォルダ名やマークダウンファイル名を変更したり、マークダウンファイルのディレクトリ階層を移動させたりしても、valutを開き直せば反映します。メモファイル自体がファイル名.mdというマークダウンファイルとしてファイルマネージャーから見れる状態で、そのまま他のエディタで開くこともできます。このあたりの自由度の高さは、メモ機能単体としてはあまりメリットにならないと思いますが、分散管理できることによるりリスクマネジメント面やチームで使ったりする場合は閲覧権限分けできるとかでがメリットでしょうか。もちろん私は個人使いしか念頭にないので、あんまし恩恵ないかもですが。



同期

Joplinの場合

OneNoteDropboxなどを使った同期が可能な他、独自の同期サービスとして「Joplin Cloude」を有償で活用することができる。ちなみにOneNoteDropbox両方を使ってAndroidiPhone間の同期を試してみましたが、双方サクサク同期することができました。メモ総数10個くらいで数回しか試してないので、細かくチェックするとなにか課題があったりするかもしれませんが。尚、Joplin cloudの料金プランは以下。

Plan Price Strage
Basic 17.88€/year 1GB
Pro 57.48€/year 10GB

記事を書いてて気づいたのですが、ドルじゃなくてユーロでしたか。

上記以外に、複数人数で使う想定のTeamsというプランもある。Basicプランでついてる主な機能はPublishとWeb Clipper。


Obsidianの場合

一応Dropbox等のストレージサービスを使った同期は可能なようですが、かなり制約があるようです。詳しくまとめておられるサイトがありますので、詳細はそちらをご参考ください。
pouhon.net

要は、前述のようにローカルデータの持ち方の自由度が高すぎて上手く同期できない、ということか?

何しろAndroid との相性悪し!Android使いの私には悲しい限り。

多種のOSの端末と同期を取る場合最も有効なのは有償プランの活用のようです。

料金体系は以下。

Plan Price Strage
Sync 96$/year ?
Publish 192$/year ?

高けぇ!!

いや、もちろん払えないことはないんですけど…。

ちなみに老舗クラウドサービスであるEvernoteの有償プランだと
Plan|Price|Upload size :---|:---|:--- Personal|8,100¥/year|10GB/month Professional|11,000¥/year|20GB/month

通貨単位がバラバラですみません。思い切りレートの変動がなければ

Joplin < Evernote < Obsidian

ですかね?Obsidianのストレージ容量の制約がよくわからないのですが、Joplinがストレージ容量も小さい分安いのかな。



開発元

Joplinの場合

イギリスのエンジニアが中心になって開発。だからサービス費用はユーロ建てなんですね。

Obsidianの場合

カナダのエンジニア(主に華人系)が中心になって開発。

Joplinの場合、それっぽい企業スポンサーがついてそうであるのに対して、Obsidianは個人でやってる感満載。飼ってる猫も主要メンバーに入ってるくらいのアットホーム感なので、逆に今後の継続性に不安を覚えなくもない。

しかしながら、Obsidianの方が開発が盛んな感じもします。700種を超えるプラグインがリリースされているのは凄いところか。

ま、双方NotionとかEvernoteみたいに大規模で人材を抱かえてビジネスするまでには至っていないんでしょう。なのでソフトウェアリリースの継続性についてはどっこいどっこい、かな?


設定項目

後日追記予定



どっちにする?

本記事を書いていて、Obsidianのほうが魅力的だな、とは思いました。ただ、同期に難あり。折衷案として....併用する...?

結論無くてすみませんが、継続検討しようと思います。

Simplenoteが有償になる……日が来る?

2022年12月アップデート

これまでも書いてきましたが、クラウドメモアプリのシンプルノートを使っています。

mymemo8.hatenablog.com

いろいろ痒いところに手が届かないことはありますが、それでも複数デバイス間で高速共有できるこのメモサービスをこよなく愛しています。

痒いところに手が届かないところは、いつかアップデートで解消されるんじゃないか?と淡い期待をして(多分無いだろうけど)まして、バージョンアップを逐次チェック、新バージョンがでたらすぐインストールしてきました。

そしてこの度(2022年12月1日)最新版がGoogle playでリリースされていることに気が付き、即アップデートを試みました。

もちろんインストールはなんの問題もなく完了したわけですが、変更内容を見て一瞬思考停止しました。

Simplenote sustainer 年間サブスクリプションでSimplenoteの継続的な開発をサポートしてください。

まさか!?

mymemo8.hatenablog.com

奇しくも、こんな記事をかいたばかり

ついに無料サービス継続が困難になったか??




無料サービスは継続だが...?

以下、公式サイトからの引用です。
Introducing Simplenote Sustainer Plans

We are excited to announce the launch of Simplenote Sustainer, a new subscription option designed for fans of Simplenote who want to help support the app and its continued maintenance and development. This is a completely optional paid tier, and you can choose to opt-out and continue using Simplenote for free.

開発やメンテナンスを支援してくれる人たち向けにサブスクプランを用意しました。あくまでオプションプランなので、もちろん従来どおり無料でも使っていただけます

というふうに英語力のない私には読み取れるのですが、合ってますか?

尚、公式サイトでは以下のようにも書かれています。

Does this mean Simplenote’s future is in danger?

We love and use Simplenote too, and we’re hoping enough people find value and subscribe that it allows us to continue development of the application and platform and the paying users will subsidize the service for all the users who can’t afford to pay. Currently Simplenote is sustained by the benevolence of its parent company, Automattic. It generates no revenue except for these voluntary subscriptions. For it to be sustainable long-term, we’d like it to have enough revenue to cover its costs, which would require about 5% of the active users to subscribe.

Will Simplenote ever be a strictly paid app?

If that’s the only way we could continue the service, we’d make Simplenote paid-only. But we’re hoping this voluntary subscription model will cover the costs, as so many people use Simplenote every day for hours and hours and rely on it for so much in their lives.

長々と書いておられるが、要は厳しい台所事情なんでしょう。アクティブユーザー中で5%くらいには払って欲しい的な、具体的に書いているところが興味深い。

ちなみに支援者になるコストですが以下の2つのプランが提示されています。

  1. 月額2,940円($19.99/month)
  2. 年額29,400円($199.99/year)

これ、他のクラウドメモより明らかに高いっスね。

例えばEvernoteですと、Personalプランで

  1. 900円/月
  2. 11,000円/年

ざっと1/3くらい。

支援してあげたい気持ちはあります。しかし、月額3,000円は躊躇する金額…。

ま、でもアクティブユーザーの5%ってことユーザー全員から徴収できるとは考えてないってこと。パトロン?の方のみ。

ユーザーの5%って微妙な数ですよね。20人に1人が果たしてこの額を出すかと言われると…

もっと少額にするか、もっと高額をもっと少人数から徴収するか。

ちなみに全ユーザーにまんべんなく課金なら

($19.99/month)÷20 ≒ $1.00/month

これなら払っていいよ(個人的には)




持続的なサービスであるためには…

どんな形であれ、活動を維持するためには資金が必要。ボランティア活動とかいうのも、結局ボランティアの人自身の財布、あるいは募金により賄われてた利するわけで。

質が高いサービス維持にはお金が必要。

ましてや、不況になると何かしらのルートで回ってきていたお金がカットされたりします。

そんなとき正面切って資金調達できていないと存続は厳しい…

無料、に頼ってきた私もそろそろ課金するときが来たかな?

そんなことを考えた出来事でした。

アプリごとのMarkdownを比べてみる

mymemo8.hatenablog.com

Simplenoteを使って以来、Markdownがお気に入りになりました。文章を書くことが楽しい!

しかし、Simplenoteは長所と短所が極端過ぎて、短所を補うために別のアプリを個人的に必要としました。

で、別のMarkdownが使えるツールを試していくと、ツールによって解釈が違う(方言?)ことが分かりました。また、ツールによっては使える使えないという差異もあります。Simplenoteに至ってはiOSアプリとAndroid アプリとでも差がある始末。

今回は色々アプリをインストールしてMarkdownの表示認識の差を調べてみた、その覚え書きになります。



改めてMarkdownについて

まずはWikipediaからの引用 (一部省略)

Markdownは、文書を記述するための軽量マークアップ言語。元々はプレーンテキストで書いた文書からHTMLを生成するために開発された(John Gruber氏によって書かれたMarkdown.plというPerlプログラム)ものである。各開発者によって多様な拡張が施されるため、各種の方言が存在する。

なるほどですね。ってことは標準化団体みたいなのも無いだろうか?




Markdownで書けること

主な内容は以下の通り。もちろん表もmarkdownで書きました。

Code Markdown
# Heading 1

Heading1

## Heading 2

Heading2

### Heading 3

Heading2

#### Heading 4

Heading2

##### Heading 5
Heading5
**bold** bold
*italic* italic
`code inline` code inline
==marked== marked
~ ~Strikethrough~~ Strikethrough
-と|の組合せ tableの作成
* listの作成
-[ ] - [ ] check box
[Link](URL) Link

以下は、Markdown table内で上手く表現できなかったので別枠で記述。

Number List

1.1.1.で箇条書きにすると123...の箇条書き

  1. list1
  2. list2

Code block

```で囲うと

code block

Code block(syntax)

``` python
import csv
import os
```

blockquotes/引用

> で記述すると

blockquotes

HTMLサポート

\<br>で強制改行を入れる等、HTMLタグも認識できる機能を備えているかどうか?Markdownだとやはり細かい調整が効かないところにむりやり手を入れたい!と思うことないでしょうか?私はあります(そういうこと気にせず集中して書けよ!ってのがMarkdownだとは思いますが...)

Diagram

Joplinがサポートしています。

以下のように記述します

```mermaid
flowchart LR;
id1(Plan)
id2(Do)
id3(Check)
id4(Action)
id1--->id2;
id2--->id3;
id3--->id4;
id4--->id1;
```

すると、下記のようになります。




検証方法

Pixel 6aに各々のアプリをインストールし、実際にMarkdownを記述して表現されるかどうかを検証しました。アプリは日々進化していきますので、本記事で「×」としていても、後日やってたらアップデートされて「○」になっているってこともあるでしょう。あと、検証はAndroid端末でやってますが、例えばSimplenoteだとAndroidアプリで「×」でもiOSで「○」の項目があったりしますので留意ください。

では、順に紹介していきます。


Evernote

SimplenoteやJoplinみたいにMarkdown編集と閲覧が切り替えられる訳ではないので、markdownをサポートしていたことに気がついたのは最近になってからです。

しかも、割とちゃんとサポートしてる。

MarkdownはSimplenoteに慣れてしまったので、個人的には自動で表現が切り替わってしまうのはやりづらいです。入力効率的には自動で切り替わった方が良いとは思いますが。

Code Markdown note
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4 ×
##### Heading 5 ×
**bold** ×
*italic* ×
`code inline`
code block
code block(syntax) ×
==marked== ×
~ ~Strikethrough~~ ×
table [ ]で記述
list
number list
checkbox
blockquotes ×
HTML support ×
Diagram ×

Notion

Evernoteと同じく、モード切替不要で勝手に変換されてしまいます。Evernoteよりサポート内容は多そう。

Code Markdown note
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4 ×
##### Heading 5 ×
**bold**
*italic*
`code inline`
code block
code block(syntax)
==marked== ×
~ ~Strikethrough~~ ×
table × テーブルビューで作成可
list
number list
checkbox
blockquotes トグル表示になる
HTML support ×
Diagram ×

Onenote

Markdownは完全非対応です。

Simplenote

Markdownと同期速度のみしか特技なしなので、Markdownだけは極めてほしいところですが、特にAndroid 版に不満有り!改善求む!

Markdown on Android does not support HTML tags. Entering something like \<b>, \<i>, \<br>, or \<img> will show the tag exactly as it is written and not formatted.

ま、不満はありつつ、それでも未だに私のメインメモツール。

Code Markdown note
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4
##### Heading 5
**bold**
*italic*
`code inline`
code block
code block(syntax) × Windows版は○
==marked== ×
~ ~Strikethrough~~
table
list
number list
checkbox
blockquotes
HTML support × Windows, iOS版は○
Diagram ×

Joplin

mymemo8.hatenablog.com

Code Markdown note
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4 × boldと同じ
##### Heading 5 × boldと同じ
**bold**
*italic*
`code inline`
code block
code block(syntax)
==marked==
~ ~Strikethrough~~
table
list
number list
checkbox
blockquotes
HTML support
Diagram

Obsidian

Joplinとの差は何なんだろうか?DiagramサポートはJoplinオリジナルかと思って、試しにObsidianでも入力してみたら、ちゃんと表現されてびっくりした。

Code Markdown note
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4
##### Heading 5 × boldと同じ
**bold**
*italic*
`code inline`
code block
code block(syntax)
==marked==
~ ~Strikethrough~~
table
list
number list
checkbox
blockquotes
HTML support
Diagram



はてなブログ

本ブログは基本Android アプリを使ってMarkdownで書いてます。大体はキチンと認識しますので重宝してます。

Code Markdown note
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4
##### Heading 5 × boldと同じ
**bold**
*italic*
`code inline`
code block
code block(syntax) ×
==marked== ×
~ ~Strikethrough~~
table
list
number list
checkbox ×
blockquotes
HTML support
Diagram ×

Milanote

Code Markdown note
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4 ×
##### Heading 5 ×
**bold** × 書式選択は可能
*italic* × 書式選択は可能
`code inline` ×
code block
code block(syntax) ×
==marked== ×
~ ~Strikethrough~~ × 書式選択は可能
table ×
list
number list
checkbox
blockquotes
HTML support ×
Diagram ×